三色タバコ
【2007年12月発行「Hi-Creation」にて掲載】



=ストーリー=

主人公のトギィは窓のお向かいさんのおじさんととっても仲良し。ある日おじさんから、20才以上は使用禁止の“三色タバコ”という不思議なタバコの話を聞いて、それを売っているあやしげな露店商のところへ行く…。



トギィ

=トギィ=

小学生の男の子。一人っ子。同年代で友達を作るのがちょっと苦手で、大人と一緒にいることが多い。自分の部屋の窓の向いにアパートの窓があり、その部屋に住んでるジルとは特に仲が良い。学校では地味な子のように振る舞っているが、実は好奇心旺盛で行動力のある元気な子。



ジル

=ジル= (通称おじさん)

アパート住まいで1人暮しの貧乏サラリーマン。トギィにはおじさんと呼ばれているが、子どもから見た大人がみんなおじさんおばさんに見えるアレで、実際は27才くらい。寛大と言うか、年齢や呼ばれ方にこだわらない質なので特に気にしていない。子どもと本と遺跡好き。性格は周囲に流されやすいおっとりタイプ。



露店商

=露店商= (カヴェリ)

裏路地で謎の口コミ専門の露店を出してる。しかしどうやら彼も一社員に過ぎないらしい。服装も指定のものかもしれない。顔は見えないが声の低さから男だと思われる。彼を“カヴェリ”と呼ぶ者がいるが本名なのかは不明。口癖の「〜かもしれない」は彼のポリシーの1つのようだが商売人としてそれはどうだろう…。