挿絵

しかし、村一番のいたずら小僧のイヲマルは

お山の中だけでは飽き足らず、

度々人里に降りては悪さをはたらいていたのだった。



イヲマルお得意の植物をあやつる妖術で

今日も人間をおどろかしてはそれを見て笑っていた。

幼なじみのメノはいつもそれを不安に思いながらも

見ていることしかできなかった。


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