「仕方が無い、お前にはしばらく灸が必要のようだ」
言うが早いか、マンザはイヲマルをひょいとつまみ上げた。
イヲマルは井戸の中に放り込まれ、見えなくなってしまった。
「そこから出たいか?
ならば己の行いを改め、妖術とはなんたるかを
自分の力がなんたるかを考えるんだ。
それがわかった時、自ずと外に出る方法もみつかろう…」
そう言い残し、マンザは姿を消した。
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